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MEGANE

新丸ビルアイウェアショップ
decora(http://www.glasses-co.jp/)

店の外から見れば
一見大きなステンレスのCUBE状の箱

その上部が空洞になっていてメガネがそこに陳列してあった

胸の下あたりまであるその箱とメガネ達が
俺達は特別だといわんばかりの
我が物顔で主張してきてはじめ気にくわなかった


いつもかけているメガネってやつをじっくり考えるてみると面白い

それはもはや身体の一部ともかしている

元々視力矯正装置だったそれがもはやネガティブな意味合いは
ほとんど捨て去られている

またアイデンティティともかしている

とある本に今メガネがSWTACH化しているという話がでていた
3000yenくらいで様々なファッションが楽しめる時計のSWATCH
気分によって変えることのできるファッションアイテム

それが眼鏡でも起きている
alook、zoffなどフレームとレンズセットでもはや10000yenで買える時代
メガネフリークならもう3つ4つは平気でもっていると思う

店内で試しにかけるとき
顔だけでなく、全身鏡が置かれているショップもある
ファッションという切り口はやはり今の流行だと思う

形状においても
前を向いたときのフォルムが重視されがちだけど

横を向いたときには、耳から伸びるフレームの部分が眼鏡の表情になる

今日みた横浜美術館の浮世絵の美人画
美人画はほとんど横顔で書かれていた

鼻筋のとおった横顔は見ていてきれいな鋭角で気持ちいい
だから横のフレームのデザインはなかなか重要であるから
レザーを使う、肉抜きしてある、カラーが違うなど多彩なデザインがあった。


海外のブランドの眼鏡には丸い鼻どめがほとんどなく
友達が外人は鼻が高いから鼻止めをつける必要がないと教えてくれた。

機能的にみても軽く、かけやすい工夫が施されているものがあり
チタンなどの軽量素材を使った眼鏡や
ネジ止めが一切ない眼鏡
レンズとフレームの接触部分に細工をほどこし弾力がありかけやすくなっているものなど様々だった

形としてはほとんどがシンメトリーな眼鏡

アシンメトリーな眼鏡
また楕円系を逆にした縦丸長のメガネ
があってもおもしろいかもと考えてスケッチしてみようと思った

だけどやはり対称的なシンプルなフォルムに美しさを感じる

ハンドメイドの愛着があふれるメガネ 道具としての機能性から派生した道具としての美しさ
日本ブランド12homemade(http://12homemade.com/

宇宙と空間がコンセプトのspec space(http://www.optduo.co.jp/)


海外ブランドでは
美しい曲線美が印象的なREIZ(http://reiz.net/

仏のEYEDC(http://www.eye-dc.com
楽しい斬新なデザインが特徴的(色が薄い緑やピンクが特徴的)



個人的には
家でメガネを外したとき、寝るときなど、
めがねが休む時間や場所までデザインしてあれば嬉しい
(スタンドやケース、レンズをふく布)

メガネが難しいところは
顔という立体にあわせてデザインをするところにあると思う
顔の立体感は個人によってかなり差があるから
外見がかっこいいからといって自分にあうとは限らない
だから正解はない難しいジャンルであると思う

個人によってその場でモックアップを作ってくれるメガネ屋とかあればいいけど
コストパフォーマンスが悪そう
だからこそ僕はあんなに何時間もかけて店内にある無数のメガネをつけまくってるのだと思う

ただ将来、メガネが生活のシーンに合わせて選ばれ、個人にあわせてカスタマイズできる日は近いかもしれない