K

がんだむ

機動戦士ガンダムにみる人と組織

なぜジオンのシャー・アズナブルは慕われるのか?

確かに、赤い流星と恐れられた異名をもつ彼に対して
ミーハーな憧れや信頼をおく部下もいるだろう。
血筋から彼を慕う部下もいるだろう。
絶対的なモビルスーツの操縦力もあるだろう。

彼の様相を注意深く見ていると
気付いた!!

自らプランを計画し、自らも命がけで戦闘に参加する。
つまり彼は有限実行、しかも現場型の人間である。
(どこかの国の大統領とは大違いだ。)

しかも彼の戦略は
一般のそれとは域を反している。

宇宙戦闘
連邦の宇宙戦艦を攻める際
レーダー技術に頼りすぎ人の生のビジュアルを重視していない
地球連邦軍の警備に対して

ノーマルスーツ着用の生身の人間だけで基地に立ち向かう。

これでは連邦のレーダーには補足されない。

そして爆弾をしかけ、戦艦を一機移動不可能にさせ、
基地のハッチから他の戦艦がでれないようにする。

その後、離脱し、ザクで奇襲をかける。


その状況においてイノベーティブな戦略だ。


それに対して地球連邦軍の指令はくそだ。
一般常識にしばられ安心しきっている。

シャアの襲来に対して
兵士は規則だ、命令だ、といって対処を上官に指示を仰ごうとする。
(その前に軍の規則だといって、ガンダムと木馬、その一般市民を含む乗組員を拘束している)
急激な環境の変化に、組織として対応しきれていない。命令系統はずたずただ。

指令はそんな状況の中、襲来しているジオン兵よりも
ガンダム率いる乗組員の状況打開しようとする行動を抑えつけようとする。

その危機的状況を打開すべく木馬のブライト艦長は指令に釘をさす

“あなたの敵は、ジオン軍ではなく私たちなのですか?”

・・・

また別の場面である楽観的な連邦の兵士はこういう

“まあなんとかなりますよ、自分はそうやって生きてきましたから”

・・・

キャラクターも設定どおりにしか大体ふるまわない
ある意味柔軟性がないステレオタイプな人ばかりだ
冷静沈着なやつは冷静沈着
個人の自我が完成しきっている
貫いてる

関係性もどこか個人で完結している
アムロはこれらの要素は薄いけど)


そんなに単純か?


やばいぞ連邦。まけるな連邦。

次はガルマ大佐が登場する。なかなか楽しみだ。


・テクノロジーの違い
ガンダムとザクの最大の違い

ガンダムの内臓コンピューターは
戦闘のケースを記憶し、
ナレッジ化し
成長していく学習コンピューターが搭載されている。

また一機単独で大気圏を突破できる
高熱冷却フィルターを搭載している

それを発動させるアムロはというと

紙媒体の
取り扱い説明書を見て入力している

・・・状況判断できないのか
ガンダムコンピューター

アナログだな

ここがガンダムのいいところだ

はいぱーはんまー

宇宙でハンマーつかってもあんな軌道にはならないと思うのだが
ハンマー自体に推進力がないと上から振りがざして
対象物にあてるとか不可能じゃね?


こうやってアニメの違和感を考えだすときりがない


・・・

1週間前に書いてアップし忘れてました